一橋大学

学生コメンテーター

EUワークショップのコメンテーターによるとコメント(2018年9月19日)

2018年9月19日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  2018年9月19日EUWS   コメンテーター:吉本       1.木場さん『フランシスコ・デ・ビトリアにおける社会性』   木場さんは、スコラ学者が論じた社会性がリチャード・タックによっては十分に論じられていない点に注目し、スコラ学者の代表であるビトリアによる社会性に関する議論について報告しました。結論としては、ビトリアの社会性概念は、社会生活は人間の本質にとって欠かせないという考えと、人間同士の敵対性を取り入れた、平等な人間の結びつきをイメージする概念であったと示しました。   報告後には、報告内容の社会的背景の説明を求める意見が出され、また、社会観念に関する質問や、このテーマを取り上げる理由等に関する質問が出…MORE

2018年7月11日 EUワークショップコメント

2018年7月25日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  法学研究科 法学・国際関係専攻 博士後期課程1年 氏名:鈴木海斗     ここでは、2018年7月11日に行われた、EUリサーチワークショップにおける発表について、報告いたします。   まず、1人目の報告者は、法学研究科博士3年の葉懿芳さんです。葉さんは、博士論文のテーマである「国際刑事司法の実現における主権国家と国際刑事法廷の相互関係」について報告されました。その研究における問題関心並びに設定としては、国際刑事裁判所(ICC)が、国際犯罪(コア・クライム)を裁くに当たって、締約国との間において競合する管轄権の問題をいかに解決するかを示すことにあるとしています。葉さんによると、ICCでは、その管轄権の在否を決定する際に、従来補完性の原則が適用されて…MORE

EUワークショップ コメンテーターコメント 2018年6月6日

2018年6月7日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  法学研究科 法学・国際法専攻   博士後期課程3年 葉懿芳(ヨウイホウ)   今回は6月6日に行われたEUワークショップにおける経営管理研究科博士1年の李さんと法学研究科博士2年の吉本さんによる研究報告について、コメンテーターとして報告させていただきます。   報告者の李さんは、「日本水処理技術の歴史発展およびヨーロッパにおける技術応用―栗田工業の事例分析」に関する研究を報告した。その研究背景には、ヨーロッパが現在共有されている環境保護意識に基づく単一市場域内のすべての企業に高い環境基準を求めている。李さんは、そのなかの水処理技術に焦点をあたり、とりわけ日本を代表する栗田工業の事例分析を行う予定です。栗田工業はヨーロッパで成功を収めているものの、そ…MORE

EUワークショップ コメンテーターのコメント(2018年5月16日)

2018年5月24日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

上野 貴彦(Takahiko Ueno ) 一橋大学大学院社会学研究科博士課程・国際社会学 2018年5月16日のEUリサーチワークショップについて、コメント担当の上野より報告いたします。 1.川上愛さんの報告 川上さんは、「新法分野としての jus post bellum」という題目で、戦後処理法(ユス・ポスト・ベッルム)という「戦時から正しい平和への移行」を基本原則とする領域に関する法的議論が、開戦法規や国際人道法といったものと並ぶ法分野を形成しうるのかについて論じました。 先行研究における戦後処理法に関する規範的議論を敷衍し、具体的に戦後処理法が問題となる事例を、(1) 戦後社会の復興と再構築、(2) 処罰と和解、(3) 賠償と補償という三領域に分けて分析しました。 それに対し、戦後社…MORE

EUワークショップ 2018年5月7日 学生コメンテーター

2018年5月10日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  2018年5月9日(ヨーロッパ・デー)   コメンテーター:吉本 文       1.石井雅浩さんの報告   石井さんは、『EUエネルギー同盟とグローバル・ガバナンス』というタイトルの下、(1)EUはどのようにグローバルなエネルギー・ガバナンスへと関与しているか、(2)EUの関与の在り方にマルチレベル・ガバナンスの側面はみられるか、(3)EUにおける政策概念としての「エネルギー同盟」の導入により、この関与の在り方に変化はあったかについて報告されました。   第一の点について、石井さんは、EUの関与形態を、EU規則の拡張と収斂(ボトムアップ型志向の関与)、及び、EUエネルギー規則の国際基準・標準化(トップダウン型志向の関…MORE