一橋大学

学生コメンテーター

2017年7月5日 EUワークショップ 学生コメンテーター報告

2017年8月28日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  法学研究科法学・国際関係専攻博士後期課程   石井雅浩     今回は7月5日に行われたEUワークショップにおける法学研究科修士課程の廖虹嫣さんによる「ヨーロッパ市民社会における環境政策分野への市民参加」報告と国際・公共政策大学院修士課程の飯田萌さんによる「ASEMの意義と課題」報告とについて、コメンテーターとして報告します。     廖報告   廖さんは、環境政策分野における市民参加に関心をお持ちです。本報告では市民、市民社会、公共圏、社会関係資本、参加といった諸概念の概念整理や欧州における環境分野での市民参加枠組みの事例としてオーフス条約及びEUの水政策枠組み指令を紹介されました。     廖さ…MORE

EUワークショップ 2017年6月21日 コメンテーター報告

2017年7月6日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  社会学研究科修士1年 髙橋和浩     今回は、6月21日のEUワークショップにて行われた、石井さん報告「持続可能なエネルギー安全保障パッケージ」に関する考察:2017年IGA決定を中心に」と、吉本さん報告「水平的整合性に関する一考察 欧州司法裁判所による理解に着目して」について報告させていただく。     石井さんの報告は、EU加盟諸国にとって戦略的に重要なエネルギー資源である、ガス、石油に関する域外第三国との契約についての「IGA決定」を通して、エネルギー対外関係においてどのようなアクターが働いているのかを考察する事例研究であった。そして、EUによる統一したエネルギー政策案から、EU機関の対外行動「強化」と「抑制」という論理を引き出し…MORE

2017年6月14日のEUワークショップの学生コメント

2017年6月15日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  法学研究科 法学・国際法専攻   博士後期課程2年 葉懿芳(ヨウイホウ)   今回は6月14日に行われたEUワークショップにおける法学研究科修士1年の譚さんによる「EUおけるデジタル単一市場ー著作権制度の現代化」関する研究報告について、コメンテーターとして報告させていただきます。   報告者の譚さんは、知的財産権のなかでも著作権は、加盟国がそれぞれの国内法に従い、加盟国の間にある著作権制度が相違していると指摘した。EUは、域内のデジタル市場を一つに統合し、公正な競争ルールの下、デジタル単一市場(DSM)の構築に乗り出した。ただし、EUは、加盟国間の異なる法律、制度、通信環境などを整備し統一ルールを作りなきゃいけないため、著作権に関するデジタル単一市…MORE

5月24日のEUワークショップ・コメンテーター報告

2017年6月1日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  法学研究科博士課程の菅沼と申します。5月24日(水)のEUワークショップで行われた2本の研究報告の概要について紹介いたします。1本目は法学研究科博士課程の本庄萌さんの「動物法の理論と個別的な動物福祉法の分析」、2本目は法学研究科博士課程の川上愛さんの「武力紛争法と国際人権法の交錯と調和(仮)」です。     本庄さんの今回の報告は、これまで本庄さんが行ってきたEUの個別的な動物福祉法の背景となる基礎理論の考察を試みたものです。   本庄さんは動物法の理論的検討としてここでは、①動物の権利論と②動物福祉論を採り上げました。①の動物の権利論については、ドナルドソン&キムリッカの見解に着目し、動物の権利論の新たなアプローチとして(動物への)市民権付与論を…MORE

5月10日のEUワークショップのコメント (川上さんより)

2017年5月11日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

法学研究科博士課程1年の川上です。本日は社会学研究科の上野さんから「移民をめぐる『うわさ』への対抗実践に見る欧州多文化主義の刷新―『バルセロナ反うわさ戦略』生成過程から―」の報告がありました。 上野さんは修士課程で研究されていたスペイン・バルセロナ市の移民に対するうわさの解消とそこに伴う住民の交流について、博士課程でさらに複眼的・多角的に研究を深めていかれます。修士課程ではバルセロナ市役所や市民活動団体での「反うわさ戦略」がどのように生まれたのかを、移民後発国であるスペインならでは取組みとして、特にバルセロナ市に着目して歴史的アプローチからマルチ・カルチュアリズム(多文化主義)からインター・カルチュアリズムへの流れを示されました。移民統合の研究の多くは、国家レベルの政策(マクロ)や、個々の草…MORE