一橋大学

学生コメンテーター

2017年6月14日のEUワークショップの学生コメント

2017年6月15日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  法学研究科 法学・国際法専攻   博士後期課程2年 葉懿芳(ヨウイホウ)   今回は6月14日に行われたEUワークショップにおける法学研究科修士1年の譚さんによる「EUおけるデジタル単一市場ー著作権制度の現代化」関する研究報告について、コメンテーターとして報告させていただきます。   報告者の譚さんは、知的財産権のなかでも著作権は、加盟国がそれぞれの国内法に従い、加盟国の間にある著作権制度が相違していると指摘した。EUは、域内のデジタル市場を一つに統合し、公正な競争ルールの下、デジタル単一市場(DSM)の構築に乗り出した。ただし、EUは、加盟国間の異なる法律、制度、通信環境などを整備し統一ルールを作りなきゃいけないため、著作権に関するデジタル単一市…MORE

5月24日のEUワークショップ・コメンテーター報告

2017年6月1日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  法学研究科博士課程の菅沼と申します。5月24日(水)のEUワークショップで行われた2本の研究報告の概要について紹介いたします。1本目は法学研究科博士課程の本庄萌さんの「動物法の理論と個別的な動物福祉法の分析」、2本目は法学研究科博士課程の川上愛さんの「武力紛争法と国際人権法の交錯と調和(仮)」です。     本庄さんの今回の報告は、これまで本庄さんが行ってきたEUの個別的な動物福祉法の背景となる基礎理論の考察を試みたものです。   本庄さんは動物法の理論的検討としてここでは、①動物の権利論と②動物福祉論を採り上げました。①の動物の権利論については、ドナルドソン&キムリッカの見解に着目し、動物の権利論の新たなアプローチとして(動物への)市民権付与論を…MORE

5月10日のEUワークショップのコメント (川上さんより)

2017年5月11日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

法学研究科博士課程1年の川上です。本日は社会学研究科の上野さんから「移民をめぐる『うわさ』への対抗実践に見る欧州多文化主義の刷新―『バルセロナ反うわさ戦略』生成過程から―」の報告がありました。 上野さんは修士課程で研究されていたスペイン・バルセロナ市の移民に対するうわさの解消とそこに伴う住民の交流について、博士課程でさらに複眼的・多角的に研究を深めていかれます。修士課程ではバルセロナ市役所や市民活動団体での「反うわさ戦略」がどのように生まれたのかを、移民後発国であるスペインならでは取組みとして、特にバルセロナ市に着目して歴史的アプローチからマルチ・カルチュアリズム(多文化主義)からインター・カルチュアリズムへの流れを示されました。移民統合の研究の多くは、国家レベルの政策(マクロ)や、個々の草…MORE

2017年1月25日 EUワークショップ 学生コメンテーター

2017年2月25日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

法学研究科法学・国際関係専攻博士後期課程 石井雅浩 今回は1月25日に行われたEUワークショップにおける法学研究科博士後期課程の本庄さんによる「日・欧・米の畜産動物福祉法に関する比較検討―主に採卵鶏を中心として—」報告と法学研究科博士後期課程の菅沼さんによる「欧州人権裁判所における宗教的な侮辱表現―オットー・プレミンガー対オーストリア事件(1994年9月20日判決)の検討を中心に―」報告とについて、コメンテーターとして報告させていただく。 本庄報告 本庄さんは、動物福祉法の比較法研究を実験動物、畜産動物、愛玩動物を対象に進められています。本報告は畜産動物を対象とし、主として採卵鶏を取り巻く状況について日本、EU、米国を比較されました。 本庄報告は、日本における畜産動物の法的位置づけ、EU畜産…MORE

EUワークショップ コメンテーターのコメント(2017年1月11日)

2017年1月25日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

法学研究科 法学・国際法専攻 博士後期課程1年 葉懿芳(ヨウイホウ) 今回は1月11日に行われたEUワークショップにおける法学研究科博士後期課程1年の石井さんによる「EUエネルギー外交:エネルギー同盟政策の展開と域内・域外関係への影響」関する研究報告と社会学研究科修士課程の奈良さんによる「現代フランスにおける二重国籍と国籍制度の変遷」に関する研究報告とについて、コメンテーターとして報告させていただきます。 報告者の石井さんは、まず前回の報告と今回の報告の位置付けを述べました。前回の報告では、国際組織としてのEUが行うエネルギー対内・対外政策が何に基づきなされていることについて法的側面を中心に検討した。石井さんは、今回の報告は政策の策定について、3つのレベルから意思決定過程を定性的な検討を行っ…MORE