一橋大学

本の紹介(EUワークショップ所属の大学院生本庄萌さんの書いたもの)

2017年8月11日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

本庄萌『世界のアニマルシェルターは、犬や猫を生かす場所だった。』(ダイヤモンド社、2017)     著書紹介:     本書『世界のアニマルシェルターは、犬や猫を生かす場所だった。』は、動物保護施設(アニマルシェルター)の訪問を通して、人と動物の関係を考えることをテーマにしている。   「ペットは家族である」という認識が一般的になりつつある今でも、日本では1時間に8匹の犬猫が安楽死処分されている。そのひとつの要因は、保健所と呼ばれてきた動物保護施設が、閉ざされた場所であり続けてきたことである。しかし、筆者が訪問し始めた11年前と比較すると、 日本の動物保護施設は、公営、民営問わず着実に変わりつつあり、 譲渡(新しい飼い主探し)に向けた様々な…MORE

2017年7月19日 EUワークショップ 報告者コメント

2017年8月3日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  法学研究科博士課程の菅沼と申します。   7月19日のEUワークショップでは、「ドイツにおける『憲法の前提』論と宗教の自由」という論題のもと、2008年ドイツ国法学者大会のクリストフ・メラース報告を中心に検討いたしました。     私のこれまでの研究は、ドイツの刑法典上に存在する信条冒涜罪(刑法166条)を憲法学の視座から検討するというものでしたが、信条冒涜罪の議論のなかで言及される「憲法の前提」論の議論を十分に検討しきれていないという課題を抱えていました。   そこで、本報告では、「憲法の前提」論と宗教の自由の関係について考察を深めるための足掛かりとして、2008年のメラースの国法学者大会報告の検討に取り組むことにいたしました。 &nb…MORE

2017年7月19日 報告者コメント

2017年7月21日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  2017年7月19日EUワークショップ報告者コメント     法学研究科 修士課程 吉村真央     今回の報告では、「テロリズム対策に関する安保理の活動の適正化―安保理のアカウンタビリティーの向上を通じて」と題して、修士論文の構想を報告させて頂いた。     報告ではまず、冷戦構造の崩壊に伴って各地で噴出した国際問題に対応するため、安保理が活動を拡大していったことに触れ、国連憲章起草時に想定されていた、警察的・執行的活動以外の活動も行うようになり、中でも特に、9.11テロを契機として、テロ対策のために安保理はその活動を拡大していったことを説明した。そういった活動が、安保理に与えられた権限を踰越するのではないかといった…MORE

2017年7月5日 EUワークショップ 報告者コメント

2017年7月21日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

EUワークショップ 2017年7⽉5⽇ 報告者コメント ヨーロッパ市民社会における環境政策分野への市民参加 法学研究科 国際関係論専攻 修⼠課程1年 廖虹嫣   7⽉5⽇のEUワークショップに「ヨーロッパ市民社会における環境政策分野への市民参加」とい うテーマに関して報告をさせていただきました。 この20年以上にわたって、ヨーロッパにおける市民団体は⽂化外交政策への影響⼒が増してき ました。そのアプローチは、さまざまであって、例えば、仲介的機能を果たす機関や財団法⼈の ような公益法⼈、⾮政府団体(NGO)、観光プログラム、国際会議、助成⾦プログラムなど、あら ゆるルートを通じて⾏われています。 また、対話には、宗教と政治の関係、教育、科学、経済改 ⾰、汚職防⽌、環境保護、紛争解決メ…MORE

2017年7月19日 EUワークショップ コメンテーター報告

2017年7月20日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  コメンテーター報告     法学研究科 吉本文       今期最終回となる7月19日5限のEUワークショップにおいては、3名の学生が報告しました。コメンテーターとして以下の通り報告します。     まず、菅沼さんが、ドイツにおける「憲法の前提」論と宗教の自由について報告しました。特に、ベッケンフェルデ、ハーバーマス及びメラース等の既存の議論の展開を追った内容でした。報告後には多くの質問がなされ、例えば、ドイツと比較して宗教分離に厳格なフランスに関する質問がなされました。また、法学以外の観点からは、人権思想(または「個」の思想)がいつから宗教の影響を受けないものになったのかといった質問が挙がりました。 &nb…MORE