一橋大学

アーカイブ 2018年5月

EUワークショップ コメンテーターのコメント(2018年5月16日)

2018年5月24日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

上野 貴彦(Takahiko Ueno ) 一橋大学大学院社会学研究科博士課程・国際社会学 2018年5月16日のEUリサーチワークショップについて、コメント担当の上野より報告いたします。 1.川上愛さんの報告 川上さんは、「新法分野としての jus post bellum」という題目で、戦後処理法(ユス・ポスト・ベッルム)という「戦時から正しい平和への移行」を基本原則とする領域に関する法的議論が、開戦法規や国際人道法といったものと並ぶ法分野を形成しうるのかについて論じました。 先行研究における戦後処理法に関する規範的議論を敷衍し、具体的に戦後処理法が問題となる事例を、(1) 戦後社会の復興と再構築、(2) 処罰と和解、(3) 賠償と補償という三領域に分けて分析しました。 それに対し、戦後社…MORE

EUワークショップ 報告者コメント (2018年5月9日)ヨーロッパ・デー

2018年5月24日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

2018年5月9日のEUワークショップにおいて「EU域内移住者のトランスナショナリズムと社会的境界の再編――マルチスケール状況におけるスペインとルーマニアをまたぐ移住者の/への眼差し(前編)――」と題する研究報告を行った。 上野 貴彦(Takahiko Ueno ) 一橋大学大学院社会学研究科博士課程・国際社会学 日本のEU研究における注目度は低いものの、21世紀に入ってから、ルーマニアからスペイン(そしてイタリア)へは、地域最大規模の人の移動があった。EU市民権の社会学的、そしてスペインにおけるローカルな移民統合政策の分析に不可欠な本事例についての基礎的研究を進めるため、報告者は前年度より連続し、このテーマ についてEU共同研究プログラムにおいて取り組んでいる。 スペインにおけるフィールド…MORE

EUワークショップ 2018年5月7日 学生コメンテーター

2018年5月10日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

  2018年5月9日(ヨーロッパ・デー)   コメンテーター:吉本 文       1.石井雅浩さんの報告   石井さんは、『EUエネルギー同盟とグローバル・ガバナンス』というタイトルの下、(1)EUはどのようにグローバルなエネルギー・ガバナンスへと関与しているか、(2)EUの関与の在り方にマルチレベル・ガバナンスの側面はみられるか、(3)EUにおける政策概念としての「エネルギー同盟」の導入により、この関与の在り方に変化はあったかについて報告されました。   第一の点について、石井さんは、EUの関与形態を、EU規則の拡張と収斂(ボトムアップ型志向の関与)、及び、EUエネルギー規則の国際基準・標準化(トップダウン型志向の関…MORE

秋山晋吾先生『姦通裁判』星海新書 2018年

2018年5月3日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

EUワークショップを担当されている、社会学研究科の秋山晋吾先生が、『姦通裁判ー18世紀トランシルヴァニアの村の世界」星海新書 (2018年)を刊行されました。 https://www.amazon.co.jp/姦通裁判-―18世紀トランシルヴァニアの村の世界―-星海社新書-秋山-晋吾/dp/4065116368