一橋大学

アーカイブ 2014年11月

『一橋EU法研究会』(Hitotsubashi Association of European Union Law)の発足について

2014年11月28日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

『一橋EU法研究会』の発足 発足趣旨 EUの変化を受け、EU法研究も変化してきた。初期のEC法研究では、国際法の研究者が研究の一部としてECを取り扱う例が多かった。しかし、現在においては、国際法及びEU法プロパーの研究者のみならず、憲法、行政法、競争法、環境法、民法、会社法、国際私法、労働法、国際取引法、刑法、税法など、ほぼすべての法分野の研究者がEU法を研究対象の一部としている。しかし、現在、日本においては、EU法学会は存在せず、EUの経済、政治、文化、法分野などからなる、日本EU学会があるのみである。法分野に特化した、かつ、幅広い法分野を扱う、EU法研究のフォーラムの必要性を感じ、一橋EU法研究会を発足することにした。 一橋EU法研究会(Hitotsubashi Association …MORE

EUワークショップ・報告者コメント(14)

2014年11月19日法学研究科

社会学研究科 総合社会科学専攻 歴史社会研究分野修士課程二年 横越建城 皆さん、こんにちは。 社会学研究科修士二年の横越建城と申します。 EUワークショップで報告の機会をいただいきましたので、その内容をお伝えします。 これまで私は、EU研究共同プログラムにおいて、現在のオーストリア・アイデンティティの所在と、ハプスブルク的オーストリアの観光発信を論点とし、報告を行ってきました。 第一回から前回の第四回報告までは、自国史としてのオーストリアと、観光産業内での現代オーストリア・ハプスブルクのイメージを、既存の研究や観光パンフレットの分析等を通じて捉えられないかと調査を行い、ワークショップでの議論を参考に試行錯誤してきました。 今回の第五回報告では、ここにEUという新たな軸を加え、「オーストリア・…MORE

EUワークショップ・コメンテーター(8)

2014年11月18日法学研究科

2014年11月12日 (水) EUワークショップ 商学研究科修士課程1年 楊 絮 今回は、本日に行われた報告のコメンテーターとして、経済学研究科比較経済・地域開発専攻修士2年の今西さんの報告「欧州の航空行政及び航空自由政策における多角的な検証」について簡単にコメントを述べたいと思います。 今西さんは、これまでEUやASEANといった各経済共同体の国際通商政策や協定の締結状況や、貿易取引の中での航空輸送や航空自由化政策について報告をしており、今回は第5回報告において、主にオープンスカイ事件やEU競争法などの法制度から視える航空自由化政策や政策意思決定プロセス、オープンスカイ協定締結に向けての各国・地域の戦略についての検討を行われました。 報告後は、参加者や先生方から様々なコメントが行われ、以…MORE

EUワークショップ・報告者コメント(13)

2014年11月14日法学研究科

EUワークショップ・報告者コメント(13) 経済学研究科修士2年 今西 雄也 今回の本ワークショップでは、航空自由化(オープンスカイ政策)や欧州の航空行政について、法律や制度面、そして航空産業の成長度合いや競争原理の導入による産業内の変化について検討するなど、多角的に航空自由化に関して報告を行いました。前回の報告で指摘がなされた点の中でも、今回は素人ながらEU法における国籍条項や欧州共同体(EC)の排他的権限事項を扱った、いわゆる「オープンスカイ事件」、そして航空産業の中でEU競争法が適用された、航空会社2社による買収案件である「IAG/BMI事件」の内容を考察しながら、オープンスカイ政策や協定締結に向けた政策意思決定プロセスについて、アメリカとのオープンスカイ協定締結を例にとって、日本の場…MORE

報告者コメント(12)

2014年11月12日法学研究科

皆さん、こんにちは。法学研究科博士後期課程の周です。この冬学期の一回目のEUワークショップで企業結合規制の欧中比較研究(4)を発表して、ここで発表内容をまとめて報告させて頂きます。 まずは、ネスレ事件を選んで、EU競争法における問題解消措置に関する事例研究について報告しました。本件は、up-front-buyerの利用とcrown jewelの規定が用いられた事例で、欧州委員会は、スペイン、ギリシャ、イタリアにおいて競争上の懸念があると判断して、ドライドッグフード、ドライキャットフード、スナックに関して競争上の問題が懸念された。問題解消措置として、Nestle、Ralstonは、各国において、第三者である適切な購入者に資産を分割することとした。本件は、結果的に、第二の代替案に戻ることなく、欧…MORE