EU ワークショップ 2017年10月25日 学生コメント
2017年11月20日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)
法学研究科博士課程の菅沼と申します。
10月25日EUワークショップでは、上野貴彦さんが、「EU域内移住者の社会統合と『うわさ』や『ステレオタイプ』」というタイトルで報告されました。
これまで、上野さんは、「反うわさ戦略」を事例として、インターカルチュラリズムの研究に取り組んでこられました。今回のワークショップでは、移住者の主観から捉えた「反うわさ」について、バルセロナのルーマニア人集団に対する調査報告の導入部分について報告されました。
上野さんはすでに、バルセロナとその周辺における草の根レベルの実践と知識人の政策形成について研究成果をまとめてこられましたが、本報告では、その社会の中で暮らす移住者からみた「反うわさ戦略」評価の一端が紹介されました。
ワークショップの参加者からは、EU市民権との関係についての関する質問や、上野さんが行ったインタビュー内容についての質問など、多様な質問が飛び交い、活発な質疑応答がなされました。
今後のEUワークショップで、上野さんが本テーマについてさらに詳細な検討を報告される機会が期待されます。