一橋大学

EUワークショップ報告者コメント(3)

2014年5月19日lawit

こんにちは、法学研究科修士課程1年の石井雅浩と申します。

4月に入学し、まだまだ環境に馴染むのに精一杯の時期でもあり、また修士課程をどのようなものにするかを日々悩んでいるわけですが、今回は、先日(430日)行った、このプログラムでの研究計画の発表についてです。

私は、ロシアとEUとの関係、特にエネルギー関係に関心があり、修士課程での研究テーマは、「ロシアとEUのエネルギー関係を秩序づけるものはなにか」というものです。法学研究科で国際関係を専攻し、安全保障論と国際政治学の両側面からエネルギー安全保障論に取り組んでいく計画です。

こちらでは、EU研究共同プログラムという名前の通り、ヨーロッパ関連のさまざまな研究領域を専門とする各研究科の先生、先輩、同期からアドバイスや批評を頂ける貴重な場所として、修士論文のテーマに関連し、EUとロシアのエネルギー関係の歴史的変遷について、まず研究していきたいと考えています。まだまだ「勉強」段階ですが、研究課題として4つを設定し、特に冷戦期におけるエネルギー需給関係について取り組みたいと報告しました。

荒削りな計画に対して、各先生方、先輩方からコメントを頂き、今後の取り組む方向性についての見通しを立てる上での課題や問題点が明らかになりました。特に研究対象や領域、範囲、また研究の方法論に関する問題を指摘していただき、問題意識を新たにする機会となりました。EU内各国の多様なロシア(ソ連)への対応や、EUの東方拡大がもたらした影響など検討すべき点は多数あります。

今後も、学際的なEUワークショップという新たな視点や発想からコメントを頂ける貴重な機会を活用し、2年間の修士課程の中で自分の研究を深めていきたいと考えています。その意味で、今回の初報告は、良いきっかけになったと思います。