一橋大学

EUワークショップ 2017年11月1日 報告者コメント

2017年11月16日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

 

EUワークショップ 20171101日報告

 

国際・公共政策大学院 修士課程1年 飯田 萌

 

 

 

報告者コメント

 

 

 

今回「ASEMの意義と課題」というテーマで発表をさせていただきました。

 

今回の発表では主にリサーチクエスチョンの再考、ASEAN Way先行研究の分析、ASEMの分析を中心に調べ報告しました。ASEMとはアジアと欧州の関係を強化するための枠組みです。1996年以降、2年に一度開催される首脳会議を始めとして外相会議や閣僚級会議など多くの会議が開催されています。私はASEMASEAN Wayの視点から分析しようと試みています。

 

発表の後は質問やご意見などを通して多くの学びを得ることができました。

 

その中でも、「ASEAN Wayの持つ特徴を自分自身で噛み砕いた」ほうが良いというアドバイスは大変ありがたいご指摘でした。ASEAN WayASEMに適用しようとするとASEAN Wayの曖昧さゆえに論文における分析がぼんやりとしてしまいがちでした。ASEAN Wayの要素を自身で噛み砕き、どの要素がどの会議で色濃く反映されているのか。それがどの会議に適用され、アクセルまたはブレーキとして働いたかを考えることで、分析がより精緻化されると気付きました。

 

また、今の時点では多くのデータを読んで資料を集めることが今後の論文が深まることに繋がるというアドバイスもいただきました。結論ありきで研究を進めるのではなく、ある程度の方向性は考えつつも多くのデータを集めることで今まで気付かなかった新しい発見があるのだと考えます。

 

今回頂いた貴重なアドバイスをもとに、研究を進めていきたいと思います。