一橋大学

学生コメンテーター

EUワークショップ・コメンテーター(6)

2014年10月3日法学研究科

社会学研究科総合社会専攻1年 上野貴彦 今回は、「企業結合規制の欧中比較研究」に関して周さんが、「ドイツにおける神冒涜罪の制定過程」に関してSさんが発表を行いました。 第一発表は、EUと中国の競争法(独占禁止法)に関する法学的かつ極めて専門的な議論でありましたが、他研究科の教授陣から比較の方法に関する重要な指摘がなされました。近年になって策定され、そこにはEU法の影響が見られるといわれる中国の競争法ですが、実際に中国とEUの両地域における法とその運用実態を比較する際にはその水準を明確にしなければなりません。市場主義経済を導入してからの歴史が比較的浅い中華人民共和国と、市場に対する各国民国家を単位とする介入のあり方を変革してきたEUという2つの単位をすり合わせることは大変困難ですが、このアドバ…MORE

EUワークショップ・コメンテーター(5)

2014年7月17日法学研究科

EUワークショップ報告コメンテーター 20140618 皆さん、こんにちは。一橋大学法学研究科博士後期課程の周でございます。6月18日のコメンテーターとして、当日のEUワークショップの授業内容を報告させていただきます。 今日はEUプログラム二年生の二人の研究発表です。経済学研究科修士2年の今西さんの御発について、彼は「EUにおける航空輸送の自由化と対日EPA」をテーマとして自分の研究成果を報告しました。具体的に、①EUの共通航空政策及び航空産業の自由化の概要、②政策意思決定プロセスの歴史的展開、③EUの航空自由化と日本ーEUのEPAとの関連性、そして④まとめと今後の課題という4つの論点に分けて、「三段階の自由化パッケージ」に焦点を置いて詳細に論じました。今西さんの発表にたいして、商学研究科の…MORE

EUワークショップ・コメンテーター(4)

2014年7月16日法学研究科

4月23日に行われたワークショップでの発表についてお伝えします。 発表担当は法学研究科M1の石井さんと商学研究科M1の楊さん。コメント担当は社会学研究科M2の加藤です。 今回はM1の参加者がEUワークショップでの研究構想を話す企画発表が行われました。 まず、法学研究科M1の石井さん。「ロシアとEUのエネルギー関係――EUの対内外エネルギー政策」という題目で構想が発表されました。 石井さんの構想は、冷戦期から現在に至るまでのEUのエネルギー政策の歴史的経緯を、特にロシアとの関係性について検討するものです。冷戦期の東西の対立構造の中にあっても、EU(EC)諸国はロシアから安定的にエネルギー供給を受けていた点に着目し、この関係がどうして維持・発展できたのか、について調査を進める方針とのことです。 …MORE

EUワークショップコメンテーター(3)

2014年7月16日法学研究科

国際・公共政策大学院2年の永島と申します。 今回は5月28日に行われたEUワークショップでの発表について、私がコメンテーターとして簡単にコメントを述べたいと思います。 ただ、私の怠慢のせいで少々執筆までに時間が経ち過ぎてしまったため、記憶が薄れつつあることをお詫び申し上げます。 さて。本日の発表は次の1本でした。 社会学研究科修士2年の南波さんによる「<境域>のポリティクス 第3回 欧州法レジームにおけるノン・ルフールマン原則」です。 昨年に引き続き、国境等の「境界線」で発生する政治問題について、EUの難民問題から研究されています。 発表内容の詳細は南波さんご自身が別のブログで語っておりますので割愛させていただきます。ぜひ南波さんのブログをご参照ください。 一応、簡潔に申し上げますと、難民条…MORE

EUワークショップ・コメンテーター(2)

2014年7月15日法学研究科

社会学研究科地球社会研究専攻2年南波慧 今回は、加藤さんが「欧州統合に関する歴史言説」、永島さんが「EUの移民政策の共通化の進展と、極右政党の台頭の関係」と題して発表をした。 加藤さんは、昨年から引き続きオットー・フォン・ハプスブルクというハプスブルク家に出自を持つ人物のテクストを中心に分析を進められた。具体的には、ハプスブルクが1967年に発表した神聖ローマ皇帝カール5世の評伝を分析しその中に見られる、ハプスブルクのヨーロッパ観、政治的スタンスを明らかにしていた。やや強引な歴史的アナロジーとして欧州の中心としての「ブルゴーニュ」を位置づけている点が興味深かった。 永島さんも昨年から引き続き、EUの移民政策についての検討を進められた。今回の発表では、移民政策の共通化と欧州諸国で近年台頭が見ら…MORE