一橋大学

学生コメンテーター

学生コメント(16)

2015年1月15日法学研究科

今回のEUワークショップは、法学研究科修士1年の石井さんと社会学研究科修士1年の上野さんの2名による報告でした。まず石井さんは、ロシア(加えて当時のソ連)とEUのエネルギー貿易や政策、エネルギーのパイプライン建設に関する事例などを国際関係や外交の歴史的な観点から検証することを目的として、今回は研究の位置づけや東西貿易を巡る米国の対欧州政策について、山本武彦先生や黒川修司先生などの先生方による先行研究を参考にしながら報告をして下さいました。その中では、貿易面での禁輸措置や経済制裁、安全保障の観点において、政治面や軍事面で介入するべきなのか、また冷戦期の各国のパワーバランスの検証や冷戦構造の問い直しに関して、示唆を与えるような議論が行われました。 次に上野さんは、「EUという観点から見た、バルセ…MORE

学生コメンテーター(15)

2014年12月15日法学研究科

こんにちは。 言語社会研究科、修士1年、岡田篤旺です。 今回は2014/12/10のワークショップにおいての、商学研究科修士1年、楊絮さん、社会学研究科、加藤幹隆さんの発表に関するコメントを書かせていただきます。 楊さんの発表はサプライチェーンのグローバル展開という主題のもと、自動車メーカーのサプライチェーンのグローバル展開に注目し、EUの単一輸送地域との比較、アジア地域における可能性の模索をする、というものでした。 楊さんは、アジア地域のロジスティクスに関して多くの具体例を挙げながら、アジア各国のビジネス習慣、国家制度等の枠組みを越えて、競争を促進するルールを設定することが必須であり、ここには補助金競争のジレンマや、企業国籍による差別、制度的国家間差異があり、これを縮めていくことが、地域全…MORE

EUワークショップ・コメンテーター(8)

2014年11月18日法学研究科

2014年11月12日 (水) EUワークショップ 商学研究科修士課程1年 楊 絮 今回は、本日に行われた報告のコメンテーターとして、経済学研究科比較経済・地域開発専攻修士2年の今西さんの報告「欧州の航空行政及び航空自由政策における多角的な検証」について簡単にコメントを述べたいと思います。 今西さんは、これまでEUやASEANといった各経済共同体の国際通商政策や協定の締結状況や、貿易取引の中での航空輸送や航空自由化政策について報告をしており、今回は第5回報告において、主にオープンスカイ事件やEU競争法などの法制度から視える航空自由化政策や政策意思決定プロセス、オープンスカイ協定締結に向けての各国・地域の戦略についての検討を行われました。 報告後は、参加者や先生方から様々なコメントが行われ、以…MORE

EUワークショップ・コメンテーター(7)

2014年10月24日法学研究科

法学研究科修士課程1年 石井雅浩 今回は、10月15日に行われた報告のコメンテーターということで、社会学研究科M2の南波さんの報告「制度的ボーダーとしての送還制度」について簡単にコメントを述べたいと思います。 南波さんは、これまで「<境域>のポリティクス」というテーマで報告をしており、今回は主に「再入国協定」についての検討を行われました。詳細は南波さんの報告コメントで確認していただけるかと思いますので、そちらをご確認ください。報告後は、参加者や先生方から様々なコメントが行われました。例えば、概念や言葉の定義を明確化するものやEUの政策の戦略性の有無、シェンゲン協定やイギリスの関与度合い、域内での温度差、など多岐にわたりました。 報告は、EUレベルと加盟国レベルでの政策決定と履行との関係につい…MORE

EUワークショップ・コメンテーター(6)

2014年10月3日法学研究科

社会学研究科総合社会専攻1年 上野貴彦 今回は、「企業結合規制の欧中比較研究」に関して周さんが、「ドイツにおける神冒涜罪の制定過程」に関してSさんが発表を行いました。 第一発表は、EUと中国の競争法(独占禁止法)に関する法学的かつ極めて専門的な議論でありましたが、他研究科の教授陣から比較の方法に関する重要な指摘がなされました。近年になって策定され、そこにはEU法の影響が見られるといわれる中国の競争法ですが、実際に中国とEUの両地域における法とその運用実態を比較する際にはその水準を明確にしなければなりません。市場主義経済を導入してからの歴史が比較的浅い中華人民共和国と、市場に対する各国民国家を単位とする介入のあり方を変革してきたEUという2つの単位をすり合わせることは大変困難ですが、このアドバ…MORE