一橋大学

学生コメンテーター

学生コメント(10月20日)

2015年12月6日中西優美子(Yumiko NAKANISHI)

みなさん、こんにちは。法学研究科博士課程1年の菅沼です。 10月21日のEUワークショップの2人の研究報告についてコメントを述べさせていただきます。 1人目の報告者は、法学研究科博士課程3年の周さんです。 周さんは、企業結合規制の欧中比較研究を研究テーマとしています。 報告内容は、前回までの報告内容を簡明に紹介したうえで、企業結合の禁止事例として、P3ネットワーク事件の判例検討を行うというものでした。 中国において、海運大手3社が提携して「P3ネットワーク」を組織する計画について、中国商務部がその計画を承認しなかった、という事例です。 当該事例における、海運3社のアジア‐欧州間航路におけるP3ネットワーク計画は、欧州委員会では承認されており、中国商務部と欧州委員会で判断が分かれた要因に関して…MORE

EUワークショップ・学生コメント(2015年6月17日分)

2015年6月26日法学研究科

こんにちは。法学研究科修士1年の川上愛です。 2015年6月17日に行われた周さんの研究報告について稚拙ながらもコメントを書かせていただきます。企業統合規制の欧中比較研究の5回目の報告は、中国の問題解消手続についてEUの同手続きと比較した上で、「独立運営」という中国独特の措置に注目し、その措置が取られたケースを元に「独立運営」の意味と効果に焦点を当てていました。 まず前回までの概要として、企業の混合合併は時として競争上の懸念が生じる場合があり、その時にはこの合併に対して規制(問題解消措置)が課せられますが、その規制の仕方にはEUと中国では差異があることが明らかになりました。まず、EUと中国両者に共通する行為的問題解消措置(Behavioral Remedies)と構造的問題解消措置(Stru…MORE

EUワークショップ・学生コメント(2015年6月3日分)

2015年6月26日法学研究科

法学研究科博士課程1年 菅沼 博子 法学研究科博士課程1年の菅沼と申します。 6月3日のEUワークショップでの2つの報告のテーマ(報告内容の詳細については各報告者の報告記事をご覧ください)と所感をお伝えします。 1人目の報告者として、国際・公共政策大学院修士課程2年の葉懿芳さんが、重大な人権侵害に対する普遍的管轄権行使について、ドイツ・ベルギー・スペインの事例を中心に報告されました。 台湾において、中国の法輪功迫害の刑事告発事件をきっかけに問題関心を深めている葉さんの報告は、国際的に人権を実効的に保護するための方策を考えるにあたり、示唆に富むものであると思います。 2人目の報告者の社会学研究科博士課程1年の南波慧さんは、近時の欧州への人の移動をめぐる問題状況について報告されました。 南波さん…MORE

EUワークショップ・コメント(2015年5月27日)

2015年6月1日法学研究科

こんにちは。 国際・公共政策大学院、修士2年、葉懿芳(ヨウイホウ)です。 今回は2015/05/27のワークショップにおいての、法学研究科修士1年、川上 愛さん、法学研究科博士1年、本庄 萌さんの発表に関するコメントを書かせていただきます。 川上さんの発表はテロリストと公正裁判を受ける権利という主題のもと、テロリストの人権保護に注目し、国際人権法と国際人道法の適用性の模索、アメリカとイギリスのテロ裁判を比較する、というものでした。 川上さんは、テロリストの定義に対し、通説のテロリスト行為を行ったものがテロリストという行為説をとらずに、直接行為を行なっていないが間接的テロリスト行為への協力も含めたより包括的な定義を持つ性質説を採用した。裁判上テロリスト行為への協力が起訴されているケースも含めて…MORE

学生コメント(17)

2015年5月21日法学研究科

法学研究科法学・国際関係専攻修士課程2年 石井雅浩 こんにちは。今回は5月13日に行われたEUワークショップにおける法学研究科博士課程1年の菅沼さんによる「ドイツにおける宗教的侮辱表現」に関する研究報告について簡単なコメントをさせていただきます。 報告者の菅沼さんはこのテーマに関する報告をこれまでに修士課程在籍時からEUワークショップの場で度々なされてきました。今回の報告では、修士論文としてまとめられた研究成果に関するあらましと研究の今後の展望について報告をなされました。また、この内容を基に論文投稿を予定されており、論文投稿に関する視点からも出席者からのコメントがなされました。 菅沼さんの研究は、ドイツ刑法166条信条冒涜罪を足掛かりにドイツにおける関係する判例の研究とデンマークで2005年…MORE