一橋大学

学生コメンテーター

EUワークショップ・学生コメント(2015年6月3日分)

2015年6月26日法学研究科

法学研究科博士課程1年 菅沼 博子 法学研究科博士課程1年の菅沼と申します。 6月3日のEUワークショップでの2つの報告のテーマ(報告内容の詳細については各報告者の報告記事をご覧ください)と所感をお伝えします。 1人目の報告者として、国際・公共政策大学院修士課程2年の葉懿芳さんが、重大な人権侵害に対する普遍的管轄権行使について、ドイツ・ベルギー・スペインの事例を中心に報告されました。 台湾において、中国の法輪功迫害の刑事告発事件をきっかけに問題関心を深めている葉さんの報告は、国際的に人権を実効的に保護するための方策を考えるにあたり、示唆に富むものであると思います。 2人目の報告者の社会学研究科博士課程1年の南波慧さんは、近時の欧州への人の移動をめぐる問題状況について報告されました。 南波さん…MORE

EUワークショップ・コメント(2015年5月27日)

2015年6月1日法学研究科

こんにちは。 国際・公共政策大学院、修士2年、葉懿芳(ヨウイホウ)です。 今回は2015/05/27のワークショップにおいての、法学研究科修士1年、川上 愛さん、法学研究科博士1年、本庄 萌さんの発表に関するコメントを書かせていただきます。 川上さんの発表はテロリストと公正裁判を受ける権利という主題のもと、テロリストの人権保護に注目し、国際人権法と国際人道法の適用性の模索、アメリカとイギリスのテロ裁判を比較する、というものでした。 川上さんは、テロリストの定義に対し、通説のテロリスト行為を行ったものがテロリストという行為説をとらずに、直接行為を行なっていないが間接的テロリスト行為への協力も含めたより包括的な定義を持つ性質説を採用した。裁判上テロリスト行為への協力が起訴されているケースも含めて…MORE

学生コメント(17)

2015年5月21日法学研究科

法学研究科法学・国際関係専攻修士課程2年 石井雅浩 こんにちは。今回は5月13日に行われたEUワークショップにおける法学研究科博士課程1年の菅沼さんによる「ドイツにおける宗教的侮辱表現」に関する研究報告について簡単なコメントをさせていただきます。 報告者の菅沼さんはこのテーマに関する報告をこれまでに修士課程在籍時からEUワークショップの場で度々なされてきました。今回の報告では、修士論文としてまとめられた研究成果に関するあらましと研究の今後の展望について報告をなされました。また、この内容を基に論文投稿を予定されており、論文投稿に関する視点からも出席者からのコメントがなされました。 菅沼さんの研究は、ドイツ刑法166条信条冒涜罪を足掛かりにドイツにおける関係する判例の研究とデンマークで2005年…MORE

学生コメント(16)

2015年1月15日法学研究科

今回のEUワークショップは、法学研究科修士1年の石井さんと社会学研究科修士1年の上野さんの2名による報告でした。まず石井さんは、ロシア(加えて当時のソ連)とEUのエネルギー貿易や政策、エネルギーのパイプライン建設に関する事例などを国際関係や外交の歴史的な観点から検証することを目的として、今回は研究の位置づけや東西貿易を巡る米国の対欧州政策について、山本武彦先生や黒川修司先生などの先生方による先行研究を参考にしながら報告をして下さいました。その中では、貿易面での禁輸措置や経済制裁、安全保障の観点において、政治面や軍事面で介入するべきなのか、また冷戦期の各国のパワーバランスの検証や冷戦構造の問い直しに関して、示唆を与えるような議論が行われました。 次に上野さんは、「EUという観点から見た、バルセ…MORE

学生コメンテーター(15)

2014年12月15日法学研究科

こんにちは。 言語社会研究科、修士1年、岡田篤旺です。 今回は2014/12/10のワークショップにおいての、商学研究科修士1年、楊絮さん、社会学研究科、加藤幹隆さんの発表に関するコメントを書かせていただきます。 楊さんの発表はサプライチェーンのグローバル展開という主題のもと、自動車メーカーのサプライチェーンのグローバル展開に注目し、EUの単一輸送地域との比較、アジア地域における可能性の模索をする、というものでした。 楊さんは、アジア地域のロジスティクスに関して多くの具体例を挙げながら、アジア各国のビジネス習慣、国家制度等の枠組みを越えて、競争を促進するルールを設定することが必須であり、ここには補助金競争のジレンマや、企業国籍による差別、制度的国家間差異があり、これを縮めていくことが、地域全…MORE